ドローンは「誰でも自由に飛ばせる」の?許可・届出・ルールの基本

最近、空撮や点検、農業、防災など、ドローン(無人航空機)を目にする機会がとても増えました。

「資格がないと飛ばせないの?」
「許可って必要?」
「おもちゃのドローンでもダメなの?」

こうした質問をよく受けます。


そこで今回は、これからドローンを始めたい方に向けて、超ざっくり・わかりやすく解説します。


目次

そもそも「ドローン」は法律でどう扱われている?

法律上、ドローンは「無人航空機」と呼ばれます。

対象になるのは主に

  • 重さ 100g以上(機体+バッテリー)
  • 人が乗らない飛行機・ヘリ型のもの

👉 100g未満のドローンは、航空法の対象外になる場合もありますが、それでも場所や状況によっては注意が必要です。


ドローンは「いつでも・どこでも」飛ばせるわけではない

実は、ドローンには、原則として「飛ばしてはいけない場所・方法」が決まっています。

知らずに飛ばすと、違法になる可能性もあるので要注意です。

✕ 原則NG(許可が必要)な代表例

次のような場所・飛ばし方は、国の許可・承認が必要です。

①空港の周辺

❌ 原則NG

  • 空港の周辺空域
  • 飛行機の離着陸ルート

👉 航空機との衝突リスクが高いため、
原則として飛行禁止です。

※どうしても必要な場合は
👉 国の許可+空港管理者の同意が必要
(かなりハードル高め)

②高度150m以上の上空

❌ 原則NG

  • 地表から 150mを超える高さ

👉 この高度は
有人航空機が飛行する空域です。

✔ 山の上から飛ばす場合も
「地面からの高さ」で判断される点に注意。

③人が多く集まる場所

❌ 原則NG

  • 住宅街
  • 市街地
  • 商店街
  • 駅周辺
  • 学校・病院の周辺 など

👉 地図上で「DID(人口集中地区)」に該当する場所は原則NG。

理由はシンプルで、落下したら危険だからです。

④イベント会場の上空

❌ 原則NG

  • お祭り
  • 花火大会
  • マラソン大会
  • フェス・式典・催し物

👉 一時的なイベントでも
「人が集まっていればNG」

※屋外・屋内を問わず注意が必要です。

⑤国の重要施設の周辺

❌ 完全NGゾーン

  • 国会
  • 官邸
  • 皇居
  • 防衛施設
  • 原子力関連施設
  • 大使館 など

👉 原則、許可でも飛ばせません。
かなり厳しい規制です。

⑥公園・河川・公共施設

❌ 原則NGが多い

  • 市町村管理の公園
  • 河川敷
  • ダム・港湾
  • 文化施設

👉 航空法とは別に、
管理者のルールで禁止されているケースが多いです。

✔ 「法律OK=飛ばしてOK」ではありません
✔ 管理者の許可が必要なことがほとんど

⑦他人の土地・建物の上空

❌ 原則NG(無断は危険)

  • 他人の家の上
  • 私有地の上空
  • 工場・施設の敷地内

👉 法律上グレーでも、
民事トラブルになりやすいポイント。

✔ 苦情
✔ プライバシー侵害
✔ 施設管理者とのトラブル

行政書士的には「事前同意がない飛行はおすすめしない」です。

👉 「仕事で使う」「お金をもらう」以前に、飛ばし方そのものが許可対象になる点が重要です。


許可が必要?届出でいい?その違い

ここが一番混乱しやすいところです。

① 許可・承認(国への申請)

国土交通大臣の許可・承認が必要なケース
→ 主に「飛行方法」や「場所」が理由

例)

  • 市街地での空撮
  • 建物点検
  • 夜間・目視外飛行
  • 業務利用

これは
📌 事前にオンラインで申請し、
📌 安全対策を説明する必要があります。


② 機体登録(ほぼ必須)

現在、100g以上のドローンは原則登録制です。

  • 国に機体を登録
  • 機体に登録番号を表示
  • リモートID対応(原則)

👉 これは届出ではなく「登録」です。


③ 飛行情報の通報(飛行前)

多くの場合、飛行前に「どこで・いつ飛ばすか」をオンラインで通報します。

これにより、

  • 他の航空機との衝突防止
  • 管理のための情報共有が行われます。

ドローンの「資格」は必要なの?

結論から言うと…👉 資格がなくても飛ばせる場合はあります

ただし、

  • 特定の飛行方法
  • 業務利用
  • 将来的な法改正への備え

を考えると、資格を持っておくメリットは大きいです。

特に最近は

  • 国家資格制度
  • 民間資格
  • 保険加入との関係

などもあり、「知識がある人しか飛ばせない流れ」が進んでいます。


行政書士の視点から見る「ドローン許可」の注意点

行政書士として感じるのは、

✔「知らなかった」では済まない
✔ 飛ばした“あと”に相談に来られるケースが多い
✔ 地権者・施設管理者・警察との関係も重要

という点です。

ドローンは、空を飛びますが、トラブルは地上で起きます。

だからこそ、

  • 事前の確認
  • ルールの理解
  • 必要な手続き

がとても大切です。


これからドローンを始めたい方へ

ドローンは正しく使えば、とても便利で可能性のある道具です。

一方で、

  • 法律
  • 安全
  • マナー

を知らずに飛ばすと、一気に「危険な存在」にもなります。

私自身、「無人航空機の飛行の安全に関する教則」を学びながら、ドローンと法律の距離の近さを改めて感じています。

これからも、行政書士の立場からドローンを“安心して使うための情報”を発信していきたいと思います。


Screenshot

私自身も、「ドローンって意外とルールが多いな…」と感じながら、無人航空機の飛行の安全に関する教則を読み、ドローンの資格取得に向けて勉強を始めました。

実際に学んでみると、知っているか知らないかで大きな差が出る分野だと実感しています。

これからも、行政書士としての視点を大切にしながら、ドローンを安全に使うための情報を発信していきたいと思います。

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