エンディングノートとは?
資産、介護、葬儀、またペットの事など、人生の終末に向けて、意思を明確にし、残された家族や大切な方に負担をかけないよう書き残しておくためのものです。
エンディングノートは、人生の週末だけでなく、事故や病気で意識がなくなった時や、突然の入院の際に、保険、持病、延命治療などについての意思を伝えておくことで、家族を混乱から守ってくれるものにもなります。
将来、終活の準備状況をアンケートしたところ、
終活の認知率が80%に対して、すでに何らかの終活を行っている方は約9~10%と少なく、将来準備をしたいと回答した方も74%となっています。
大変そう、何から始めたらいいかわからない。そんな声が聞こえてきそうです。
いつ作成したらいい
この記事を見てくれているあなたはエンディングノートに興味をお持ちですよね。
今、あなたが思い立った時が、エンディングノートを作成するときです。
エンディングノートと遺言書の違いは
遺言書とエンディングノートは、どちらも人々が自分の死後に関する希望や意思を伝えるために使用される文書ですが、一番の違いは法的に効力があるかないかです。
下記に違いを示してみました。
遺言書
- 個人の資産や財産に関する意思を表明する文書
- 法的に有効
遺言書は、家族や親族、友人、慈善団体などへの遺産の配分や贈与、遺産に関する具体的な指示を含むことが一般的です。
エンディングノート
- 個人が自分の死後に関する希望や意思をまとめるための文書
- 法的な拘束力はない
死後の希望を伝えるために作成されるものであり、遺産の配分や法的な問題については遺言書を使用することが一般的です。
エンディングノートの内容
エンディングノートを作成した方がいいのはわかったけど、どんな内容になるの?
ここからは、具体例をあげていきます。
自分のこと
氏名・住所・生年月日・勤務先や趣味・特技など
パソコン・スマホ・日記など
パソコンやスマードフォンにはSNSやネット銀行のアカウント情報など、重要な情報が数多く存在しています。
あらかじめ処理の方法を決めておきましょう。
身体や医療のこと
現在の身体のこと、薬や、かかりつけ医をかいておくと、もしものときに家族も安心です。
延命治療をするかどうか、臓器提供など。
意思疎通ができず、本人が望んでいることがわからなければ家族が混乱します。一度話し合ってみてもいいですね。
介護のこと
老いや病に直面した時、家族は様々な決断をしなければなりません。
介護費用や、要介護になった場合の財産管理などをだれに任せるかなど
ペットのこと
ペットも大切な家族。自分が亡くなった後、誰にお世話をお願いするのか、ペットが亡くなったときにどうするのか、ペットの通っている病院など。
今は、ペット信託というのもあります。ペットが困らないように準備も必要ですね。
葬儀のこと
葬儀をどういった形で行うのか、葬儀費用や、規模など、ご予算や残される家族の負担などを考慮してプランを考えておく必要があります。
お墓のこと
自分が亡くなった後、どのようなお墓にしたいのか、埋葬したいのか、供養はどうするのか、気持ちや希望を告げ、一度話し合ってみてはいかがですか。
生命保険のこと
生命保険は、被保険者の死亡後、一定期間内に保険金請求をしなければ請求権を失ってしまいます。残された家族が困らないように、入っている生命保険や、医療保険、共済など共有しておくことが大切です。
財産のこと
財産を明確にすることで、将来にかかる予算の把握になるほか、遺言や、相続なども事前に考えてまとめられるいい機会になります。
株式・不動産・クレジット・借金など、しっかりまとめてはどうでしょうか。
エンディングノートを作成する上で大切なこと
✓ 少しずつ進める
初めからエンディングノートをすべて埋めよう! 完成させよう! とすると現時点で書けない項目があるとつまづいてしまい、後回しになってしまいます。
考えも、身体の事も、財産も、日々変わっていきます。
無理せず自分にあったペースで書くことが大切です。
✓ 前向きな行為ととらえる
エンディングノートには、葬儀やお墓の事など、「死の準備」といったネガティブなものと受け取られる方もいらっしゃいますが、今後の生き方を考えるきっかけになります!
最後まで前向きに生きる準備ととらえ、ポジティブに取り組んでみてはどうでしょうか。
料金
エンディングノート作成・相談料 (エンディングノート代含む) 目安 90分~120分 | 7,700円 |
2回目以降相談料 60分 | 3,300円 |
※1回目の相談でエンディングノートを実際に一緒に作っていきます。
今後も自分でできるようご提案しますので、基本的に1回目の相談のみで完結します。