【身元保証相談士ってなに?】高齢者やご家族、葬儀社さんに知ってほしい安心の仕組み

こんにちは。

今回、身元保証相談士協会から本が発売されました!

気になる方は↓下記の書籍をお譲りできますので、お気軽にご相談ください。

今日は、あまり知られていないけれど、とても大切な安心の仕組み【身元保証相談士】をご紹介します!


■ そもそも「身元保証人」って必要なの?

高齢になると、さまざまな場面で「身元保証人」が必要になることがあります。

たとえば――

  • 高齢者施設に入居するとき
  • 病院に入院するとき
  • 亡くなった後の遺品整理や葬儀の手配をお願いしたいとき

こうした場面では、「緊急連絡先」や「万が一のときの責任を引き受けてくれる人」を求められることが多いのです。

しかし、頼れる家族がいなかったり、遠方に住んでいてすぐに対応できなかったりする方も、少なくありません。


■ そんなときに「身元保証相談士」がサポートします

「身元保証相談士」は、法律や実務に詳しい専門家(司法書士、行政書士など)で、身元保証に関するご相談を受けたり、必要に応じて信頼できる保証支援の仕組みをご案内したりします。

私たちは、単に書類をつくるだけでは無く、下記のようなことも行っています。

  • どんな支援が必要かを一緒に考える
  • 適切なサービスを紹介する
  • お一人お一人の人生に寄り添った提案をする

そんな心がけで、日々ご相談をお受けしています。


■ 身元保証相談士を利用するメリット

専門的な知識で安心できる
制度や法律に基づいた適切な支援をご提案します。

高齢者ご本人・ご家族の不安を軽減
「将来どうしよう」と思っていた悩みを、具体的な形で整理できます。

葬儀社・介護事業者との連携も可能
ご本人の意思を大切にした最期のサポートまで見据えた相談ができます。

万が一のときも対応できる体制がある
行政書士としてのネットワークや、信頼できる専門機関との連携があります。


■ 注意しておきたい点(デメリット)

すべてを一人で抱えることはできない
相談士は「保証人」になるわけではなく、信頼できる第三者機関との橋渡し役です。完全な身内の代わりではありません。

費用がかかる
保証契約を結ぶ際には、費用が発生します。(相談自体は無料です)。

だからこそ、しっかりと内容を確認し、納得の上でご利用いただくことが大切です。


目次

✅ よくある質問(FAQ)

相談費用はかかりますか?
→ 相談自体は無料です。契約前は一切費用がかかりません。

相談は面談必須ですか?電話やオンラインでも可能ですか?
→ 面談(60~90分)もできますし、電話やオンラインでも対応可能です。

認知症でも契約できますか?
→ 判断能力がない場合は直接契約できません。

緊急時の対応(救急搬送や緊急に受診が必要になった時の対応)はしていますか?
→ 対応しております。病院や施設から連絡がありましたらお手続きのためにお伺いします。

買い物や金銭管理などの日常生活の対応はしてもらえますか?
→ 対応しております。身元保証契約を締結する際に、「事務委任契約」を締結し、金銭管理等を行います。

身元保証契約を締結するまでにどれくらい時間がかかりますか?
→ およそ1ヶ月~1ヶ月半程度の目安となります。

途中解約はできますか?
→ いつでも解約可能です。

死後の葬儀手配や遺品整理もお願いできますか?
→ 契約時に「死後事務委任契約」を締結します。葬儀、納骨、行政手続、遺品整理など一連の支援が可能です。

親族から途中で貴協会へ変更できますか?
→ 対応可能です。しっかりと現在のお困りごとをお伺いし、身元保証人をご親族から変更したほうがいいのか、そのままがいいのか、ご相談をさせていただきます。


💬 実際の相談例

🏠 ケース1:「一人暮らしで孤立しがちな高齢のAさん」

  • 背景:近所に頼れる親族がいないAさん(80代・女性)は、施設入居や医療対応について不安を抱えていました。
  • 相談内容:信頼できる身元保証人を探したい、入院や将来の葬儀準備も見据えたい。
  • 対応:初回面談でニーズヒアリング→判断能力確認→財産・相続人調査→死後事務契約付きの身元保証契約を締結。
  • 結果:安心サポートのもと、施設入居・病院手続き・死後準備まで一貫対応。

💼 ケース2:「遠方に住む娘が親の高齢化を心配」

  • 背景:Bさん(70代・男性)の娘さんは地元を離れたため、緊急時の対応や葬儀準備が不安でした。
  • 相談内容:施設入居や入院を前提に、身元保証と葬儀の準備を包括的に進めたい。
  • 対応:電話・オンライン相談で遠方でも対応可能であることを説明。娘さんに同行して確認しながら契約内容を決定。
  • 結果:任意後見・死後事務契約含めたプランで安心感が得られたとのこと。

🏥 ケース3:「緊急24時間対応を希望するCさん」

  • 背景:Cさん(60代・認知症初期)は急病などの緊急時に備えたいと考えていました。
  • 相談内容:緊急連絡・駆けつけが24時間対応であることを重視。
  • 対応:緊急対応可能な体制を持つ保証機関と契約し、安心サポート体制を整備。
  • 結果:万が一に備えた安心体制が整い、本人も家族も精神的に安堵。今後は後見制度も視野に入れつつ進行中です。

■ 新居浜市での見守り活動も行っています

私は現在、新居浜市で独居高齢者の見守り活動にも取り組んでいます。

「誰かにちょっとしたことを話したい」「定期的に安否を気にかけてほしい」と感じておられる方のお話を伺いながら、地域の中で安心して暮らしていける環境づくりを支援しています。

このような現場での経験があるからこそ、高齢者のリアルな不安や困りごとに対して、より具体的で実行力のある提案ができると思っています。


■ ご相談・勉強会・セミナーも随時受付中です

身元保証や老後の不安については、「一人で悩まず、誰かと話すこと」が大切です。
私は、個別相談はもちろん、地域の方向けの意見交換会、介護・医療・葬儀業界の方向けの勉強会やセミナーなども随時受け付けております。

  • 地域での情報交換の場として
  • 専門職の研修や実務対応の理解のために
  • ご本人やご家族の人生設計の一助として

お気軽にご相談・ご依頼ください。
一緒に、安心して老後を迎えられる地域づくりを目指しましょう。

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