終活に役立つ「もしもノート」とは?
最近、「終活」の一環として注目されているのが 「もしもノート」 です。
このノートは、万が一の事態に備えて自分の大切な情報や意思をまとめておくためのもの。
家族や大切な人に自分の意志を正確に伝えることができるため、安心して今後を迎えることができます。
1. 「もしもノート」の目的
「もしもノート」は、以下のような目的で活用されます
- 緊急時の対応をスムーズにするため
突然の病気や事故で意識を失った場合でも、事前に自分の希望を伝える手段となります。 - 家族の負担を軽減するため
葬儀の希望や資産の整理などを記しておくことで、残された家族が悩む時間を減らせます。 - トラブルを防ぐため
遺産分割や終末医療に関するトラブルを未然に防ぐ役割も果たします。
2. 「もしもノート」に書いておくべきこと
ノートの内容は人それぞれですが、以下の項目を参考にするとよいでしょう。
- 緊急連絡先
家族、親しい友人、または信頼できる人の連絡先 - 医療・介護の希望
・どのような治療を望むか、または控えてほしい治療について
・延命措置や緩和ケアについての希望 - 資産や契約情報
・銀行口座やクレジットカードの情報
・不動産や保険の契約内容
・デジタル資産(SNSアカウント、電子マネーなど)の管理情報 - ペットのこと
・ペットの名前や情報
・ペットの体の事や、かかりつけの病院
・ペット信託など - 葬儀やお墓の希望
・希望する葬儀の形式や場所
・お墓や散骨に関する要望 - メッセージ
家族や友人への感謝の言葉や、自分が大切にしてきたことについてのメッセージを書くのもおすすめです
3. 「もしもノート」の活用方法
- 定期的に更新する
生活状況や資産状況が変化するたびに内容を見直しましょう - 家族と共有する
信頼できる家族や友人にノートの存在を伝え、必要時に確認できるようにします - 安全な場所に保管する
防水・耐火性のあるケースに入れたり、信頼できる人に預けたりしましょう
4. まとめ
「もしもノート」は、未来の自分と家族のための「心の備え」とも言える存在です。時間をかけて丁寧に記録することで、安心感が得られます。
もしまだ用意していない方は、ぜひこの機会に始めてみてはいかがでしょうか?
新居浜市では無料で発行しております。
市役所や社会福祉協議会にお問い合わせください。